コロナ対策に家庭用空気清浄機は危険?性能実験したら驚きの結果に!

コロナ対策として、家庭用空気清浄機の使用を考えている方も多いのではないでしょうか?

医療用クリーンルームの専門業者である弊社にも、家庭用空気清浄機に関しての問い合わせをたびたびいただきます。

最近では様々な種類、性能の家庭用空気清浄機が出てきていますが、果たして、コロナ対策として使用することはできるのでしょうか?

家庭用空気清浄機をコロナ対策として使用しようと考えている方に参考になるような実験をしてみました。

実験方法について

実験方法はまず、空気清浄機を稼働する前に、清浄機周辺の塵埃の数量を計測。

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その後、清浄機を稼働させ、塵埃を吸引させた後に、清浄機から排出される清浄化された空気の塵埃の量を計測し、空気清浄機が本当に塵埃を清浄化できているのかを確認します。

使用する計測機器は、正確さで定評のあるリオン㈱のKC-51(税込 287,980円)。業務用で用いられているもので、専門家が使用する機器です。

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もちろん私も医療用クリーンルームを作る際に、使用しているものです。

調査に使用する家庭用空気清浄機は、誰もがしっている大手家電メーカーのもので、家庭用空気清浄機の主力商品、販売価格は約4万円で、家庭用空気清浄機のなかでも高価な部類に属するものです。

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実験経過

まず、部屋の中の塵埃の量を計測します。

一般的な家庭の環境では、この程度のホコリがありますよ、ということを認識していただくための測定です。

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結果:

0.3μm → 324,000個

0.5 μm → 30,400 個

 

この計測後、空気清浄機を10分間稼働させます。

そして空気清浄機を稼働させた状態で、空気清浄機の排出口付近の空気の塵埃を計測し、空気清浄機が塵埃を吸引し、清浄化された空気を排出できているかを確認します。

計測1回目

空気清浄機を稼働させたまま、排出口付近の空気、つまり空気清浄機が清浄化して排出している清浄化された空気の塵埃の量を調べます。

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結果:

0.3μm → 22,080個

0.5 μm → 1,490 個

 

一回目の計測と比較すると、かなり塵埃の量の減少が確認できますが、これは空気清浄機の排出口の塵埃の量なので、当然のことです。

むしろ、宣伝されている空気清浄機の性能から考えると、この清浄化されたばかりの空気の塵埃は、ゼロでなければなりません。

計測2回目

一回目の計測から一分後に、二回目の計測をします。

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結果:

0.3μm → 16,960個

0.5 μm → 1,010 個

 

0.3μm は5,120個減り、0.5μmは480個減っていますが、それでもまだまだと言わざるを得ないでしょう。

計測3回目

二回目の計測からさらに一分後にまた計測、三回目です。

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結果:

0.3μm → 17,010個

0.5 μm → 910 個

 

0.3μm は50個増えて、0.5μmは100個減りました。

驚いたことに、0.3μmは塵埃の量が増えています。これは、フィルターが塵埃を捕獲できていないどころか、かえって塵埃を撒き散らしてしまっていることを示します。

実験結果について

空気清浄機は、たしかにある程度、待機中の塵埃を捕獲し、きれいな空気を排出していることは確認できましたが、しかしながら、0.3から0.5μmという大きさの塵埃に関しては、捕獲しきれていなくて、漏れ出てしまっていることが確認できました。

花粉やPM2.5程度の比較的大きな塵埃であれば、家庭用空気清浄機はその効果を発揮するでしょうが、コロナウィルスが付着する0.5μm程度の非常に小さい飛沫、塵埃に間しては、ある程度捕獲しているものの、捕獲しきれないものが再び、大気中に撒き散らされています。

これは、家庭用空気清浄機の構造的な問題に起因するのではと考えられます。

家庭用の空気清浄機はフィルターと機器の密閉度が低いのと、フィルターの性能が貧弱なために、吸い込まれたもののフィルターに吸着しなかった塵埃が撒き散らされてしまったものと思われます。

つまり、大げさに言えば、せっかく集めたはずのウィルスが、どんどん漏れ出て、空気を清浄するはずの空気清浄機がかえって、ウィルスを撒き散らしてしまっているという状態です。

なお、私は一部の家庭用空気清浄機に関して、HEPAフィルターを使用しているとしていますが、それに対しても懐疑的です。

HEPEフィルターの性能に関して、メーカーに問い合わせてみましたので、その結果をまた後日公開いたします。

※なお、弊社で取り扱う機器は、同じ条件下で排出される塵埃の量はゼロです。高度なウィルス対策、機器、施工にご興味ある方はぜひ、弊社プリートアイにお問合せ下さい。